CAM植物とは、乾燥した環境でも効率よく生きるために独自の光合成の仕組みを持つ植物のことです。代表的な例には胡蝶蘭やサボテン、多肉植物などがあり、一般的な植物とは異なる方法で呼吸や光合成を行います。この特性により水分の消費を最小限に抑えられるため、乾燥に強く、室内でも育てやすい植物として注目されています。植物の生存戦略を知るうえで、CAM植物はとても興味深い存在です。
CAM植物って?
CAM植物(キャムしょくぶつ)とは、乾燥した環境に適応するための特別な光合成の仕組みをもつ植物のことです。また、CAMはCrassulacean Acid Metabolism(ベンケイソウ型有機酸代謝) の略称です。

通常の植物は昼間に気孔を開いて二酸化炭素を取り込みますが、CAM植物は夜に気孔を開くのが大きな特徴です。
- 夜:気温が低く水分が蒸発しにくいため、気孔を開いてCO₂を吸収
- 昼:気孔を閉じたまま、夜に蓄えたCO₂を使って光合成を行なう
この仕組みにより、水分の消費を最小限に抑えられるため、乾燥や高温に強くなります。

CAM植物の代表例
- 着生蘭(胡蝶蘭、カトレア、デンドロビウム、オンシジューム等)
- サボテン
- アロエ
- パイナップル
- 多肉植物全般

胡蝶蘭との関係
胡蝶蘭がCAM植物であるため、
- 水やりが少なめでも育つ
- 乾燥気味の管理が向いている
- 過剰な水やりに弱い
といった性質を持ちます。これは「水をやりすぎない方が良い」と言われる理由の一つです。
CAM植物とは、夜に呼吸・昼に光合成を行う省エネ型の植物。胡蝶蘭が丈夫で管理しやすい理由は、このCAM植物ならではの生存戦略にあります。初心者でも育てやすい背景には、こうした植物の仕組みがしっかり関係しています。

まとめ
CAM植物は「夜に二酸化炭素を取り込み、昼に光合成を行う」という特殊な代謝を持つ植物です。昼間に気孔を開かないため水分の蒸発を防げ、乾燥地帯や樹上など厳しい環境でも生き延びることができます。胡蝶蘭が水やりの頻度が少なくても元気に育つのは、このCAM型の性質によるものです。管理面では、水を与えすぎないこと、風通しを確保することが重要になります。CAM植物の特性を理解することで、育て方の失敗を減らし、より長く美しい状態を保つことができるでしょう。
胡蝶蘭専門店らんや-黒臼洋蘭園-より
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