胡蝶蘭は丈夫で長持ちする花ですが、やってしまうと弱ったり枯れたりする“NG行為”があります。
胡蝶蘭でやってはいけないこと
① 水をあげすぎる（ダメにしてしまう最も多い原因）
胡蝶蘭は“過湿が苦手”。水を頻繁にあげると根腐れします。
NG例：
・毎日水をかける
・鉢皿に水をためっぱなし
正しくは：
➡しっかりと乾くのを待ち、鉢の底から水が出るくらい与える
➡受け皿の水は必ず捨てる
② 直射日光に当てる
葉が焼けて「葉焼け」になり、茶色く変色します。
正しくは：
➡“レースカーテン越しの明るい日陰”が最適
➡夏は窓際から少し離す
③ 寒い場所に置く（10℃以下）
胡蝶蘭は亜熱帯原産なので寒さに弱いです。
NG例：
・冬の玄関に置く
・10℃以下の窓際の冷気が当たる場所に置く
・10℃以下の暗い廊下に置く
正しくは：
➡15〜25℃の室温が保たれた場所に置く
④ エアコンの風を直接当てる
乾燥・冷気・暖気の直風は胡蝶蘭の花が早く傷みます。
正しくは：
➡エアコンの風が当たらない位置へ移動する
⑤ 花が終わった後に「節」を“全て”切り落とす
「節」全て切ると、次の花芽が付きにくくなります。
正しくは：
➡「節」を2〜3つ残して切る（切り戻し）
➡状態が良ければ翌年また咲く
※二度咲きをさせないのであれば節を残さないほうが正解です
⑥ 植え替えを“土”で行う
普通の土に植えると胡蝶蘭の根が、呼吸ができなくなり根腐れします。
正しくは：
➡ミズゴケやバークで育てるのが最適
⑦ 暗い場所に置きっぱなし
長期間、光が不足すると胡蝶蘭の花がつかなくなります。
正しくは：
➡明るい室内（ただし直射日光は避ける）
⑧ 花に直接水をかけてしまう
胡蝶蘭の花びらに水が残ると傷みやすく、カビの原因にも。
正しくは：
➡花びらに水をかけるのは避ける
⑨寒すぎる場所、暑すぎる場所、極端に乾燥する場所に置く
熱帯雨林の植物なので寒さに弱い。また、湿度を好む。
熱帯の冬に花を咲かせるので暑いと花がすぐに終わってしまう
正しくは：
➡人が快適に過ごせる温度・湿度の環境に置く
まとめ
胡蝶蘭で避けるべきことは
・水のあげすぎ
・日光の当てすぎ
・寒さ・風にさらす
・土で植える
・暗い場所に置く
・花が終わった後に後に茎を切りすぎる
このあたりを守るだけで、胡蝶蘭は驚くほど長生きして、毎年咲いてくれます。
胡蝶蘭専門店らんや-黒臼洋蘭園-より
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