胡蝶蘭(こちょうらん)の寿命は、育て方次第で大きく変わりますが、とても長寿の植物になります。胡蝶蘭は、東南アジアを中心に自生するラン科の植物で、花が“蝶が舞っているように見える”ことから名付けられた非常に人気の高い観賞植物です。また「幸福が飛んでくる」という花言葉を持ち、お祝い事・贈答用の花として日本で圧倒的な人気を持っています。
胡蝶蘭の基本情報
属名
ファレノプシス(Phalaenopsis)
ギリシャ語の phalaina(蛾) に由来し、「蛾に似た」という意味ですが、日本では蝶に例えられています。

特徴
①花持ちが非常に良い
1〜3カ月咲き続けることが多く、贈答用の花の中でトップクラスに花持ちが良いです。
②高級感がある
大輪で左右対称に並ぶ花が豪華でひと目を惹きます、企業の受付や式典にぴったりです。
③縁起が良い
「幸福が飛んでくる」という花言葉から、開店祝い、就任祝い、上場祝いなどに縁起が良いということで選ばれています。
④土ではなく“ミズゴケ”や“バーク”で育つ
自然では樹木に着生し、根が空気を好むため、栽培では一般の土ではなくミズゴケやバークで植えられ育てられるのが特徴的です。
⑤育てれば何年も楽しめる
胡蝶蘭の株の寿命は50年程と言われています。適切な環境と育て方であれば、株は枯れることなく毎年花を咲かせてくれます。「枯れない」と聞くと、葉や花は枯れていくのでは?と思われる方もいるでしょう。確かに胡蝶蘭の葉や花は時期がくると枯れてしまいます。しかし、それは胡蝶蘭が「株」を枯らさないようにバランスをとっているからなのです。

胡蝶蘭の原産地
・台湾
・フィリピン
・インドネシア
・マレーシア
・東南アジアの熱帯雨林
胡蝶蘭は元々、樹木の枝に根を張る“着生植物”として育ちます。また、湿度が高く風通しの良い場所を好みます。

日本で人気な理由
・花が落ちにくい(枯れにくい)
・縁起がよい
・1週間~10日に1回の水やりで管理が簡単
・大輪で左右対称に並ぶ花が豪華で高級感がある
・法人間のギフト文化と相性が良い
これらの理由で、日本では贈答する花といえば「胡蝶蘭」と言われるほど地位を確立しています。

まとめ
胡蝶蘭の株の寿命は50年程と言われています。適切な環境と育て方であれば、株は枯れることなく毎年花を咲かせてくれます。しかし、株を枯らさずに元気でいようとするため、胡蝶蘭自身も温度や湿度、環境の変化に対応して葉や花は自ら枯らすのです。
らんや-黒臼洋蘭園-より
ここまで、胡蝶蘭についてご紹介してきました。お客様にご満足いただけるように熟練の技術者が丁寧に仕立てた胡蝶蘭は、お祝いやお悔やみの際にもピッタリです。黒臼洋蘭園には、さまざまな胡蝶蘭がございます。大切なシーンに合わせて胡蝶蘭をお選びいただくことができますので、ぜひ黒臼洋蘭園で目的にあった胡蝶蘭の商品ページを確認してみてください。

