枯れた葉っぱ、病気の葉っぱを切るべきか迷うのは、胡蝶蘭を大切に育てたい方が必ず通る悩みです。葉が黄ばんだり、しおれたりすると「このまま放置して大丈夫?」「切った方が株に良い?」と不安になりますよね。実は、葉の状態によって“切るべき葉”と“切らない方が良い葉”があり、正しい判断をすることで株の健康と寿命にも大きく影響します。ここでは、枯れた葉を切った方が良い理由や注意点をわかりやすくまとめて解説します。
基本的に切った方が良い
ただし、切るタイミングと方法を誤ると株を弱らせることがあるため、注意が必要です。
- 病気・カビの発生を防ぐため
※枯れ葉は腐敗菌やカビが発生しやすい部分です。放置すると株全体へ広がることがあります。 - 株が無駄なエネルギーを使わないため
※自然に枯れゆく葉に栄養を送る必要がなくなり、健康な葉や根の生育に集中できます。 - 風通しが良くなり、蒸れ防止になるため

- 葉の半分以上が茶色く変色し、完全に役目を終えているとき。
- 黄色くなり始めただけの葉は、生理現象の場合も多いため焦って切らない。

- 清潔なハサミ(アルコール消毒または火で炙る)を準備する
- 茶色く枯れた部分だけを、根元から少し手前でカット
- 切り口が湿らないよう、水やり直後は避ける
- 必要に応じて切り口に「殺菌剤」を薄く塗る

- 緑色が残っている葉は、まだ光合成に使われている可能性があるので極力残す。
- 毎年「古い葉が1〜2枚落ちる」のは正常。病気ではないので注意。

まとめ
胡蝶蘭の枯れた葉は、基本的に切った方が株の健康維持につながります。枯れた葉は光合成ができず、役割を果たしていないだけでなく、放置するとカビや病気の温床になる可能性があります。また、不要な葉を残しておくと株が無駄なエネルギーを葉の維持に使ってしまい、新しい葉や根の生育を妨げることもあります。ただし、まだ一部が緑で生きている葉は切らず、完全に黄色〜茶色に変色し、軽く触るとポロッと取れるほど弱った状態になってから切るのが安心です。切る際は清潔なハサミを使用し、切り口に雑菌が入らないよう注意しましょう。適切に処理すれば、株がリフレッシュされ、次の開花に向けて体力を蓄えやすくなります。
胡蝶蘭専門店らんや-黒臼洋蘭園-より
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