3月末から4月にかけて胡蝶蘭の注文が一番多くなる時期。
その中でも最も多い用途が「就任祝」です。
多くの企業が 年度末 を迎えるタイミングで、新年度のスタートに合わせて人事異動を行うためです。
日本の多くの企業は、3月を年度の終わりとして、4月から新しい年度が始まります。
その新たな門出にふさわしい胡蝶蘭を贈るために
ぜひ知っておきたい予備知識5選を胡蝶蘭専門農園のプロが教えます。
ぜひ参考にしてみてください。
1. お届け日
一番重要なのはこのお届け日です。
就任式や着任、赴任のタイミングに合わせて贈りましょう。
遅れてはいけないと前日や前もって届けたいという方もいらっしゃいますが、
就任前の年度末にかけて多忙な時期に贈ってしまうと返って迷惑になる場合や
オフィスが不在の場合もありますので、前もって贈る場合は事前の確認をしっかりとしましょう。
また就任式や着任のタイミングは
「大安」や「友引」など日柄の良い日とされている方が多いと思いますが、
お届け日と一緒に「六曜」の確認もするといいでしょう。
間違っても「仏滅」には贈らないように気をつけましょう。
2. 色
ずばり「白」です。
決まっているわけではありませんが、ほとんどの方が「白」を贈られています。
「白」という色には“清潔感”や“新たなスタート”というイメージが強く、
就任祝にとても人気なんだと考えられます。
「迷ったら白」とぜひ覚えておきましょう。
当園では、白以外にも人気のラインナップは、白とピンクの紅白胡蝶蘭です。
こちらもお祝いにふさわしい紅白なので、少し色を添えたいという方に選ばれています。
3. 大きさ
大輪の3本立ちが主流ですが、
会長や社長の就任となると5本立でも華やかで良いと思います。
しかし、大きければ良いというわけではありません。
大きい胡蝶蘭が届いて置き場所がなく、困ってしまったというお声もありますので、
オフィスの広さに適したものを選ぶようにしましょう。
4. 立札
正式な場への胡蝶蘭には木札をつけるとより格が上がります。
メッセージガードでも間違いではありませんが、
少しフランクなイメージになってしまうので、立札の方が良いとされています。
文章や控えめにしたいという方はメッセージカードでも問題ありません。
大事なのは、この胡蝶蘭が
誰から贈られてきたかが、相手にきちんと伝わること
なので、木札でもメッセージカードでも自分の名前をきちんと記入するようにしましょう。
5. ラッピング
胡蝶蘭により華やかさをもたらしてくれるラッピングですが、こちらも決まりはありません。
明るくしたい場合は暖色系、
フォーマル感を出したい場合はグリーンやネイビーなども人気です。
有料にはなりますが、ゴールドでより華やかな印象を与えるものもあります。
またカンパニーカラーでオリジナリティのあるラッピングにされる方もいらっしゃいます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
就任祝いという新たなスタートの場に贈る胡蝶蘭はその方にとってとても重要です。
たくさんの胡蝶蘭に囲まれていると自分を応援してくれる人がこんなにいるんだ、
と背中をおされている気持ちになるそうです。
就任祝いの胡蝶蘭には素晴らしいパワーがあります。
ぜひ皆さんも胡蝶蘭にきちんと思いが届くように
就任祝いにふさわしい胡蝶蘭選びをしてみてください。