黒臼洋蘭園の胡蝶蘭を自宅で育て始めて、早半年が経ちました。胡蝶蘭は、花が終わっても再び花を咲かせる「二度咲き」ができ、何度も綺麗な胡蝶蘭を楽しめるとされています。しかし、私は胡蝶蘭のプロではなく、胡蝶蘭を育てたこともない素人です。そんな素人の私が、実際に胡蝶蘭を育てられているのか?今回は、自宅で育てる胡蝶蘭のその後についてお話します。
【花が終わったあとの胡蝶蘭~植え替えver~】
黒臼洋蘭園から初めてわが家に来た胡蝶蘭たち。
小さな胡蝶蘭でも1ヶ月、大きい胡蝶蘭は3カ月もの間、綺麗に花を咲かせてくれました。
胡蝶蘭は、やがて花が落ち、株と花芽だけが残ります。
わが家に来た胡蝶蘭の中に、花と同時に葉っぱもどんどん落ち、花芽も枯れてしまった胡蝶蘭がありました。
この胡蝶蘭は、花と葉っぱが落ちた時点で植え替えを実施。
植え替え後、胡蝶蘭はどのように育っているのでしょうか?
植え替えから半年…続けている胡蝶蘭のお世話
植え替えをしたのは、もともと3株の胡蝶蘭が鉢に入っていたもの。
より株が元気に育つように、一つひとつ別々の鉢に植え替えをしました。
置いている場所、環境
植え替えた胡蝶蘭は、すべてリビングのレースのカーテン越しに置いています。
わが家は窓際にピアノが置いてあるので、ピアノの上です♪
胡蝶蘭の株を育てるのに適した環境は、25~30℃といわれています。そしてその適した環境を自宅で再現できるのは、リビングです。
そのため、この半年間、胡蝶蘭に特別な環境を用意したわけではありません。普段生活しているリビングで、レースのカーテン越しの窓際に置いていただけでした。それでも胡蝶蘭は枯れていません。
水やりの頻度
胡蝶蘭の水やりは、1週間~10日に1回と言われています。しかし、1週間経っても胡蝶蘭の株が湿っていれば、水やりは必要ありません。まだ株が湿っているのに、1週間経ったからといって水やりをしてしまうと、胡蝶蘭の株が根腐れしてしまい、枯らしてしまいます。
そこで私は、1週間~10日経ったころに、株に指を入れて確かめるようにしました。湿った感触があれば、水やりはしません。「完全に乾いてるな」と感じたら、コップ1杯分とたっぷり水をあげます。
もちろん、1週間~10日経っているのに、毎日仕事と育児でバタバタしていて確認するのを忘れて「もう2週間くらいあげてない!」なんてこともザラでした(笑)
それでも胡蝶蘭は枯れません。すごい生命力です。
新しい葉が生えてきた!
ズボラながらも植え替えた胡蝶蘭の世話を続けて1カ月経ったころ、2枚の葉の間から、新しい葉が生えてきました。
見つけた瞬間、めちゃくちゃテンション上がりました!
新しい葉が顔を出してから、日に日に大きくなり、あっという間に新しい葉が2枚生えました。
増えたのは新しい葉っぱだけではありません。植え替えたときは元気のなかった根っこも、にょきにょき伸びています。
花と同時に葉っぱも落ちてしまい、もうダメなのかと思っていた胡蝶蘭たち。ですが、黒臼洋蘭園さんに教えていただいたとおりに植え替えをして世話を続けると、きちんと株が成長しました。そして今も、元気に成長中です。
また花芽が出て胡蝶蘭の美しい花を咲かせてくれる日まで、気長にお世話を続けたいと思います♪
【花が終わったあとの胡蝶蘭~二度咲きver~】
黒臼洋蘭園から持ち帰った胡蝶蘭の中には、植え替えを実施していないものもあります。胡蝶蘭は、花が落ちたあと、花芽の節目部分から再び芽が伸びて花を咲かせる「二度咲き」が楽しめる花です。
植え替えをしていないわが家の胡蝶蘭たちも、二度咲きを目指します!!
二度咲きの準備は、植え替えと同じように黒臼洋蘭園のYouTubeの動画を見て行いました♪
私はうっかり花が落ちてから二度咲き準備をしてしまったのですが、YouTubeの動画によると花が完全に落ちる前に二度咲きの準備をしたほうがいいそうです。
「もう花が全部落ちちゃった!」という方、私も花が落ちてから二度咲き準備をしましたが、胡蝶蘭はダメになっていないので安心してください!!
12月に新たにわが家に仲間入りした胡蝶蘭はまだ綺麗な花を咲かせてくれているのですが、これは花が完全に落ちる前に二度咲きチャレンジしてみようと思います。
なかなか二度咲きしない…これってもうダメになってる?
二度咲き準備をしてからの水やりは、YouTubeの動画のとおりに15~20日に1回を目安に。また植え替えと同様、指で水苔を触って乾いていることを確かめてから水やりをしていました。
だんだん寒くなってきたため、部屋の暖房をつけるようになり、加湿器もON!
それでも部屋が乾燥しているからか、水苔が乾燥するのも早かったように感じます。
そうして二度咲き準備後も管理を続けていましたが、なかなか花芽が出てきません。あまりにも出る気配がなさすぎて、「これはもう胡蝶蘭をダメにしてしまったのでは??」という不安に駆られていました。
ですが、先日黒臼洋蘭園に胡蝶蘭を持って行って様子を見ていただいたところ、
「大丈夫ですよ」
の一言!
よかったー!枯らしてなかったー!
もっと早く二度咲きすると思っていましたが、胡蝶蘭を置いている環境によって花芽が出てくるタイミングは変わるのです。
とにかく株は生きていて枯れていないということなので、管理を続けながら、気長に待つことにしました。
枯れてしまった花芽は根元からカット
二度咲き準備で花芽の節をカットしましたが、その後花芽がどんどん枯れてしまった胡蝶蘭があります。
花芽が枯れると二度咲きは難しいので、枯れた花芽は根元からカット!
花芽が枯れてしまうと株もダメなんじゃないかと思ってしまいがちですが、株はまだまだ元気です!
また新たな花芽を出してくれるまで、お世話を続けます。
ミディ胡蝶蘭の節目から花芽が出てきた!
黒臼洋蘭園の胡蝶蘭がわが家にきて7カ月ほど経った2月のある日。
ふと胡蝶蘭を見たら、節目から花芽が出てきていました!
もう、それはそれは大興奮です!植え替えした胡蝶蘭に新たな葉が出てきたときよりさらにテンションが上がりました!
花芽が出てきてから、日に日に花芽は大きくなります。
新たな花芽が出てから1カ月ほど経った3月半ば。
二度咲きできるのか不安でしょうがなかった私ですが、ようやく二度咲きへの道が見えてきました!
葉が落ちたり、花芽が枯れてしまったり、なかなか二度咲きしなかったりしても、株が生きていることを信じて世話を続けてよかったです。胡蝶蘭の株の生命力、あっぱれです!!
【株さえ生きていれば、胡蝶蘭の花は咲く】
胡蝶蘭は、花が落ちても株さえ生きていれば再び花を咲かせてくれます。といっても、きちんと世話をしているのになかなか二度咲きしないと不安になりますよね。私も不安でした。ですが、こんな素人の私でも、株を枯らすことなく管理でき、さらに二度咲きも見えてきました。胡蝶蘭の花が落ちて株をどうしようか迷っている方、なかなか二度咲きしないと悩んでいる方、ぜひ胡蝶蘭の株の生命力を信じて、再び花を咲かせてくれるのを気長に待ってみてください。