お祝いのときに贈られることの多い「胡蝶蘭」。手の届かないイメージだった胡蝶蘭も、黒臼洋蘭園に取材をさせていただいてから、イメージがガラッと変わりました。私も実際に自宅で胡蝶蘭を育てており、家族にとっても身近な花になってきています。そこで今回、小2の娘の夏休みの自由研究で、胡蝶蘭の観察日記を書くことにしました!!果たして小2の子どもが高級花「胡蝶蘭」を育てられるのか!?
今年の自由研究は胡蝶蘭の観察で決まり!
今年も長い長い夏休みがやってきました。
小学生の親を毎年悩ませるのが、自由研究です。
今年は何にしようかなーと考えていたとき、ふと目に入ったのがわが家にある胡蝶蘭。
胡蝶蘭の観察なんて、小学生はなかなかしないのでは!?
そう思った私は、さっそく娘に提案してみました。
ーーー今年の自由研究、ママと一緒に胡蝶蘭の観察日記書かない?
「やるやるー!!」
今年の夏休みの自由研究は、胡蝶蘭の観察で決まりです♪
自由研究スタート
さっそく胡蝶蘭のことをまとめるノートを購入し、自由研究スタートです!
今回娘が観察する胡蝶蘭は、こちら。
大きい花のイメージがある胡蝶蘭ですが、自宅でも育てやすい可愛らしいサイズの胡蝶蘭もあるんです♪
まだつぼみが多い胡蝶蘭。これからどんどん花が咲くのかと、親子でワクワクしました。
まずは胡蝶蘭のことを知ろう
胡蝶蘭の観察を始める前に、まずは胡蝶蘭について知ることから。
これまで黒臼洋蘭園で教えていただいた胡蝶蘭の育て方を思い出しながら、娘にレクチャーします。
- 胡蝶蘭を置く場所の環境
- 水のあげ方
私が伝えたことをもとに、さっそくノートにまとめてくれました!
わが家で胡蝶蘭を置いているのは、リビングの窓際に置いてある電子ピアノの上です。
25℃前後の過ごしやすい場所で、レースのカーテン越しに光が当たる場所になっています。
今回の胡蝶蘭も同じ場所に置いて、観察を始めました。
毎日つぼみが開く胡蝶蘭に夢中の娘
胡蝶蘭の育て方がわかったところで、いよいよ観察スタートです!
毎日娘から
「胡蝶蘭書くー!」
と積極的に観察をしてくれました。
毎回題名までついています(笑)
花の大きさ、咲いている花の数、つぼみの数、形、色、触った感触などを、見て、触って、絵と文章にしていきます。
毎朝胡蝶蘭を見ると、つぼみがどんどん開いて花を咲かせていて、見ている私も嬉しくなりました♪
また、花だけではなく、葉っぱもしっかり観察します!
つぼみが開く前に、つぼみの観察も!
ーーー胡蝶蘭の花が落ちちゃっても、根っこと葉っぱが元気だったらまたお花が咲くんだよ。
「えーすごい!!」と驚きの娘は、胡蝶蘭を鉢から取り出し、株も観察していました。
初めての水やり
胡蝶蘭の観察を始めてから、10日程度経ったころ。
ーーーそろそろお水あげてもいいかもね。根っこの部分を触ってみて、乾いてるか確かめてみて!
胡蝶蘭は水をあげすぎると根腐れしてダメになってしまうので、根っこが乾いているか確認してから水をあげるようにしています。
「乾いてるよ!」
ーーーじゃあ水をあげてみよう。
コップ1杯分の水を用意して、水やりは娘に任せてみました。
「これだけでいいの!?」
ーーー大丈夫だよ。またいつもの場所に置いておいて!
初めての胡蝶蘭の水やり、娘にとっても、思った以上に簡単だったみたいです(笑)
初めての水やりの様子は、可愛らしい胡蝶蘭の絵とともに書いてくれました。
そしていよいよ、すべてのつぼみが開いて、綺麗な胡蝶蘭の花を咲かせてくれました!
つぼみがたくさんあった胡蝶蘭がすべての花を咲かせるまで、小学2年生の娘がやったことは、胡蝶蘭に適した環境に置くことと、一度コップ一杯分の水をあげたことだけです。
それからも、10日に1回ほどは乾いているかどうかを確認してから水やりをして、夏休み中ずっと、綺麗な花を咲かせていてくれました!
胡蝶蘭、だいすきになった!
胡蝶蘭の観察日記を書くのが日課となった夏休み。
そろそろ終わりが近づいてきました。
夏の自由研究も終わり
自由研究を終わらせるにあたって、胡蝶蘭を育ててみた感想をまとめてもらいました。
黒臼洋蘭園に取材をさせていただき始めてから、最も驚いたのは、胡蝶蘭の生命力です。
その生命力の強さは、小学2年生の娘にも伝わっていました。
そして何より、大好きなピンクの花でいっぱいになったのが嬉しかったようです♪
「胡蝶蘭だいすきになったー!」
と言ってくれて、私も嬉しい気持ちになりました。
それと同時に、夏休みの宿題の中でも親を悩ませる自由研究が終わってホッとした私でした…(笑)
小2でも簡単にできた胡蝶蘭のお世話!
ハードルが高いと思われがちな胡蝶蘭。贈り物としてもらっても、お世話が難しそうと思う方も多いでしょう。
しかし、そんな胡蝶蘭、なんと小学2年生の子どもでも簡単にお世話ができました。
娘も拍子抜けするほどでした(笑)私が観察日記を提案したので、もう少し難しいと思ったようです。
ここで改めて、胡蝶蘭の育て方をまとめてみます。
- 25℃前後の人が過ごしやすい部屋
- レースのカーテン越しに光が当たる場所
- 水は1週間~10日に1回
たったこれだけです!
しかも、これだけ簡単な世話で、花が終わってからも二度咲きを楽しめるのが胡蝶蘭の魅力です。
自由研究は終わりましたが、これからも娘と一緒に胡蝶蘭のお世話をして、二度咲きまで目指してみようと思います♪
高級花「胡蝶蘭」は家族で楽しく育てられる
今回は、娘の自由研究で胡蝶蘭の観察を行いました。毎日水をあげなくても綺麗に咲いてくれる胡蝶蘭。実は、子どもが初めて育てる植物としてもいいのでは!?と思うほどです。黒臼洋蘭園さんに出会う前はあまり縁のない花だと思っていた胡蝶蘭ですが、今回娘の自由研究を通して、子どもを含めた家族全員で楽しく育てられる花なんだと気づきました。来年の自由研究はもちろんのこと、お子さんと初めて植物を育てるのにも、胡蝶蘭はおすすめです。ぜひ、家族みんなで胡蝶蘭を楽しんでみてはいかがでしょうか。