胡蝶蘭の国内最大級の生産者、黒臼洋蘭園。黒臼洋蘭園では、胡蝶蘭を大切に育てているたくさんのハウスに、胡蝶蘭を販売しているショップが隣接しています。そんなショップで最初に飛び込んできたのが、ほかの胡蝶蘭とはひと味違う胡蝶蘭「彩華のワルツ」でした。今回は、そんな彩華のワルツの魅力に迫っていきます。
「彩華のワルツ」とは?
彩華のワルツとは、黒臼洋蘭園オリジナル仕立ての胡蝶蘭です。一体どのような胡蝶蘭なのか、詳しく見ていきましょう。
360℃どこから見ても美しい胡蝶蘭
彩華のワルツは、360℃どこから見ても美しいというのが大きな特徴です。というのも、皆さんが胡蝶蘭と聞いてイメージするのは、こんな形ではありませんか?
贈答花として贈られる胡蝶蘭の多くが、この形です。曲線に沿って咲く胡蝶蘭は美しく、多くの人を魅了してくれます。しかしこの形の胡蝶蘭、一つだけ弱点があります。それは、
正面からしか見えないということです。
しかし、せっかく綺麗な胡蝶蘭を正面からしか見られないなんてもったいないと思いませんか?
そこで、彩華のワルツの出番です。
彩華のワルツは、今までの胡蝶蘭の仕立てを覆すオリジナルの仕立てで、らせん階段を上るように花が咲き、360℃どこから見ても綺麗に胡蝶蘭の花を楽しめます。また、360℃どこからでも見えることから、今まで壁際に置いていた胡蝶蘭を部屋の真ん中に置くことができ、飾り方にも幅が広がるのです。
彩華のワルツの種類
黒臼洋蘭園オリジナルの彩華のワルツは、いくつかの種類があります。中でも先ほどからお伝えしている「360℃どこからでも美しく見える胡蝶蘭」は、
彩華のワルツ オリジナル3本立てです。
胡蝶蘭3本を、彩華のワルツのらせん状の支柱に沿わせています。
彩華のワルツは、オリジナル3本立てのほか、「たて琴」「デュエット」「ハーモニー」という種類もあります。
たて琴は、1本の胡蝶蘭をらせん状の支柱に沿わせたものです。
たて琴にさらにもう1本胡蝶蘭を加えた、2本の胡蝶蘭がらせん状に花を咲かせるのが、デュエットになります。
さらにハーモニーは、2本の胡蝶蘭をクロスさせたものです。ハーモニーは、オリジナル3本立てと同じように、360℃どこからでも胡蝶蘭の花を楽しめます。
特許取得済み!手に入るのは黒臼洋蘭園だけ
「彩華のワルツ」は、従来の胡蝶蘭と違い、らせん状の支柱に沿わせて仕立てます。実はこの彩華のワルツ専用の支柱は、特許を取得しているのです。
特許第5748289号として、平成27年に登録されています。そのため彩華のワルツは、ほかのどの胡蝶蘭生産者を探しても手に入れることはできません。彩華のワルツが手に入るのは、黒臼洋蘭園だけです。
「彩華のワルツ」が誕生するまで
黒臼洋蘭園オリジナルの「彩華のワルツ」ですが、一体なぜ、彩華のワルツを販売するようになったのでしょうか?黒臼洋蘭園の黒臼常務に、彩華のワルツが誕生するまでのお話を聞いてきました。 そこでわかったのは彩華のワルツができるまでの道のりは、決して楽なものではなかったということです。
きっかけは、お客様からの声
「胡蝶蘭の中でも、目立った胡蝶蘭はないか?」
彩華のワルツが誕生したきっかけは、そんなお客様からの声でした。
開店祝いや開業祝いなど、贈答花の代表ともいえる胡蝶蘭。しかし、そんなお祝いの胡蝶蘭が立ち並ぶと、どの胡蝶蘭が誰から届いたものなのか、見分けがつかないという方も多いのです。
そこで、ほかの胡蝶蘭と並んでも、一目で誰から贈られたものかわかる、目立った胡蝶蘭が欲しいというお客様の声に耳を傾け、黒臼洋蘭園の黒臼社長が動き出しました。
また、従来の胡蝶蘭が一方方向からしか見えないことや、胡蝶蘭の美しい曲線が、周囲のものに引っかかってしまうことなどにも着目し、胡蝶蘭の弱点を覆せるようなものは作れないかと考え始めたのです。
試した形は10パターン以上!?努力の3年
「胡蝶蘭を、ほかの胡蝶蘭とは違う目立った胡蝶蘭にはできないか?」
そんな思いから、新たな胡蝶蘭の仕立てを考え始めてから、試した形は10パターン以上にもなるそうです。
一方方向からしか見えない胡蝶蘭をさまざまな角度から楽しめるよう、上に向けた胡蝶蘭を作りました。しかし、上に向けても胡蝶蘭は綺麗に見えません。いろいろなパターンの胡蝶蘭を試しに作って販売をしても、なかなか手ごたえはありませんでした。
また、黒臼洋蘭園は胡蝶蘭をお客様の手元まで配送しているため、配送も可能な胡蝶蘭にしなければいけないのです。
そうして、さまざまな角度から胡蝶蘭が綺麗に見え、配送の条件もクリアできる胡蝶蘭の形にたどり着くまで、3年の月日が経っていました。
そんな努力の3年を経て、徐々に彩華のワルツがお客様に浸透していったのです。
「彩華のワルツ」という名前の由来
10パターン以上の形を試し、3年かけてやっとできた「彩華のワルツ」。しかしなぜ、「彩華のワルツ」と名付けたのでしょうか?
彩華のワルツの名前に入っている「彩」という字は、「彩の国さいたま」からきているそうです。
実は、黒臼洋蘭園がある埼玉県は、四季折々で変わる色彩が豊かな自然に囲まれ、さらに産業や文化、学術などの分野でも発展を遂げていることから、「彩の国」の愛称で親しまれています。
そして、黒臼洋蘭園の黒臼社長の娘さんのお名前が「あやかさん」というそうです。「彩の国」と「あやかさん」から、「彩華」という名前がつきました。
また、彩華のワルツの中でも、360℃どこから見ても美しい「オリジナル」は、胡蝶蘭の3本仕立てでできています。3本の胡蝶蘭がらせん状に上へと向かっていく姿が「三拍子」を連想させ、「ワルツ」という名前に繋がったのです。
彩の国で生まれた鮮やかな胡蝶蘭が、まるで三拍子を刻みながららせん状に美しい曲線を描く姿。「彩華のワルツ」という名前がぴったりの胡蝶蘭ですね。
どんな人におすすめ?彩華のワルツで目を惹くお祝いを
ほかの胡蝶蘭とはひと味違う彩華のワルツ。一体どんな人におすすめなのでしょうか?
「右肩上がり」で贈り物に最適
彩華のワルツは、らせん状に、右上がりで胡蝶蘭の花を沿わせていきます。そんな右上がりの胡蝶蘭は、企業やお店の「右肩上がり」を連想させることで縁起がいいとされ、まさに贈り物に最適なのです。
贈答花として胡蝶蘭が並んでいても、彩華のワルツは一目でどれかわかります。贈った側はもちろん、贈られた側も、すぐにわかってくれるでしょう。さらに、ほかの人から見ても「この胡蝶蘭は珍しい形をしているな」と目を惹くはずです。
従来の胡蝶蘭とは違う、目立った胡蝶蘭を贈って相手を喜ばせたいという方に、彩華のワルツはとてもおすすめです。
企業カラーのプレートで世界に一つだけの贈答花に
彩華のワルツで胡蝶蘭を沿わせるプレートは、赤と黒が基本です。しかしオーダーメイドで、プレートのカラーが変更できます。贈り先が企業なら、その会社のコーポレートカラーに変更したり、スポーツチームなら、チームカラーに変更したりと、贈り先に合ったカラーにできるのです。
贈り先に合わせたカラープレートにすることで、同じ胡蝶蘭でも、世界に一つだけの贈答花にできます。自分の会社やチームカラーが入った胡蝶蘭を贈られた側は、その特別な胡蝶蘭がより美しく見えるに違いありません。
胡蝶蘭への想いが詰まった「彩華のワルツ」
黒臼洋蘭園のオリジナルの胡蝶蘭「彩華のワルツ」についてご紹介しました。彩華のワルツは、今までの胡蝶蘭のイメージを覆してくれる胡蝶蘭です。目立った胡蝶蘭にしただけでなく、胡蝶蘭の花が美しく見えることや、さまざまな角度から楽しめることなど、さまざまな課題をクリアし、いくつものパターンを試して、やっとの思いでできた「彩華のワルツ」。そんな黒臼洋蘭園の思いが詰まっているからこそ、多くの人に選ばれているのでしょう。これから胡蝶蘭の贈り物をしたいと考えている方、ぜひひと味違った胡蝶蘭「彩華のワルツ」を選んでみてはいかがでしょうか?